ペットにまつわる俗説において、いまだに根強く残っているのが「1対7の法則」で、ペットは人間の1年に対して7年のスピードで年をとるという考えです。
この説で換算すると20歳の猫は140歳の人間に相当することになりますが、これはあり得ないことです。交配についても同様です。猫は、早ければ生後6カ月で妊娠することができます。「1対7」の法則に換算すると、生後6カ月の猫は3歳半の人間に相当します。人間はこの年齢で赤ちゃんを産めるのでしょうか? もちろん、そんなことはありません。
このことから、猫は若い時期に早く年をとり、その後はゆっくりと成長する傾向があります。今回は、猫の年齢とライフステージについてのお話です。